Profile
滋賀の田舎で育ち、大学で水の物理化学を研究した。30歳を過ぎて皮膚の研究を始めて現在に至る。皮膚そのものの機能や役割の研究が多い。多くが医師による皮膚病の研究である日本の「医学、皮膚科学」系学会では異端視されているが、海外では独創的な研究者として評価されている。皮膚の研究を通して、生命や人間のこころ、人類学、進化論などに興味が拡散。国際的な学術誌で研究成果論文の他、仮説論文もいくつか発表しています。
化石・貝殻収集、ナミブ砂漠の植物栽培、熱帯魚飼育、海外の美術館めぐりなど、気まぐれな趣味を持つ。理系にしては小説や詩を濫読している。自著のイラストレーションを描くことがある。好きなことは考えること。研究とモノ書きには没頭できます。
<主な研究業績>
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乾燥が皮膚に及ぼす影響
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精神的なストレスが皮膚バリア機能などに及ぼす影響
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表皮に大脳情報処理システムと同じ受容体がある
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表皮は赤い光、青い光を感知する
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高周波音は皮膚バリア回復を早くする
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表皮は気圧変化、電気、味覚嗅覚に関わる分子を識別する
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表皮は「愛情ホルモン」オキシトシン、ストレスホルモンを合成する
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人類は体毛を無くしたから脳が進化した(仮説論文)
など、国際的な学術誌で発表した論文が130報以上あります(2021年3月現在)。
下に論文を検索できるURLがあります.
略歴
1960年
神戸市生まれ
1979年
滋賀県立膳所高等学校卒業
1983年
京都大学工学部工業化学科卒業
1985年
京都大学工学研究科分子工学専攻修士課程修了
1994年
京都大学工学博士
1993~6年
カリフォルニア大学サンフランスコ校皮膚科学部門研究員(Peter M. Elias教授)
2009~
2020年8月
民間企業研究部門勤務
2010~
2021年3月
国立研究開発法人科学技術振興機構CREST研究者
2020年10月
~21年3月
広島大学客員教授
2020年10月
~現在
明治大学先端数理科学インスティテュート研究員
論文業績
National Center for Biotechnology Information
Denda M AND (skin OR keratinocyte OR neuron OR fingertip OR phospholipid)で検索してください。
生命系の国際誌に掲載されたほとんどの論文のタイトルを見ることができます。
ResearchGate
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